ピークを合わせよう!(スポーツ選手向け)

公開日:2017年04月10日

 ブログをご覧の皆さん。こんにちは! いかがお過ごしでしょうか?
暖かくなり、春がようやく見えてきましたね♪ 競技場の雪はほとんど溶けて、もう少しで利用できそうです。

 

【一般開放は4月15日(土)からになります】

 

   

 

 

 部活で頑張る学生やアスリートはこの先の大会に向けて、ハードな練習をしているかと思います。今回は重要な大会に向けて、パフォーマンスのピークの合わせ方を紹介します!

 

前回のブログをご覧になっていない方は、まずはコチラをご覧下さい。

 

 試合や大会に出たことがある方で「大会前や大会後の練習の方が調子良かった」という経験がある方はいないでしょうか? その様な時は練習時にパフォーマンスのピークが合わさってしまい、本番ではパフォーマンスが少し低下した状態で臨んでいるかもしれません。

 

 試合に向けて適切にパフォーマンスのピークを合わせることで、狙い通りの結果を引き出しましょう!

 

 


①ピークとは?

 ピークとは頂上、山頂という意味で、スポーツの場面ではパフォーマンスの頂点のことを指します。下記のイメージを見てもらうと分かりやすいかと思います。

 

 

 

 このパフォーマンスの頂点を試合に合わせることによって、いつもより速く走れたり力が出やすくなったりします。また、パフォーマンスのピークを大会に合わせる事を『ピーキング』と言います。

 


②パフォーマンスはどのように決まるのか?

 試合でのパフォーマンスを決める要因は体力、技術、メンタル、天候、ストレスレベルなど様々ありますが、今回は体力と身体のパフォーマンスに焦点を当ててお話します。

 

身体のパフォーマンスはどのように決まるのか?以下のイメージをご覧ください。

 

 

 

 上の図に出てくる体力とは筋力やパワー、スピードや俊敏性、柔軟性や持久力など、全ての体力要素が合わさったものを指します。疲労とは筋肉の張りや神経系の疲労の事を指します。

 

 上の図のように『身体のパフォーマンスは、体力と疲労の和で決まります。例えば体力が“”、疲労が“10”あった場合は身体のパフォーマンスは“-5となり、調子の悪い状態と言えます。トレーニング直後にパフォーマンスが低いのは、体力の高さよりも疲労の大きさの方が上回っているからです。

 

 また、『体力は短期間で変化しにくく、反対に疲労は短期間でも大きく変化する』という特徴もあります。

 


③どの様にピークを合わせるか

 ココが今回のミソになります。とある例を出します。

 

例)大会まで2週間を切った。これまでハードな練習をしてきたが、ここから
どの様に調整してピーキングをするか…。

 

ここからの1週間、再びハードな練習で身体を追い込み、大会前の1週間はトレーニング量や頻度を急激に落とす。前半の週で体力を高めて、後半の週で疲労回復を促し、身体のパフォーマンスのピークを大会に合わせる。

 

 

 

2週間、トレーニング量や頻度を少なくするが、比較的強度の高い練習を継続する。そうする事で体力は少し落ちるかもしれないが、蓄積された疲労を取り除く事ができるので、身体のパフォーマンスが向上する。

 

 

 大会に向けてパフォーマンスのピークを合わせる時、以上の2点の方法が考えられます。皆さんはどちらを選ぶでしょうか?

 

 

 

 

 

①を選んでしまった方は、ピーキングが失敗する可能性が高いです。何故なら…

 

 

1.体力はすぐに変化しない。一週間追い込んだからといって、その変化はわずか。

2.前半の1週間のハードな練習で怪我のリスクが増加する。

3.後半の1週間で疲労を取り除けるかもしれないが、確実ではない

4.後半の1週間で「練習しなくて大丈夫なのか?」と心理的不安が生まれやすい。

 

 

 …からです。一方、②の方法では身体を追い込むような練習はしないため、怪我のリスクを抑えることができます。また、身体のパフォーマンスは体力と疲労の和で決まるので体力が多少落ちたとしても、蓄積された疲労を取り除く事ができれば身体のパフォーマンスは向上します。急激にトレーニング量や頻度を落とす事もないので心理的不安も生まれにくいです。

 

 

 したがって、重要な大会に向けてパフォーマンスのピークを合わせる時は②の方法を用いるようにしましょう!

 


④ピーキングの期間

『大会の何日前からピーキングをすればいいの?』という質問が出てくるかもしれません。ベストな期間は、『これまでどんな練習をしてきて疲労の状態はどれくらいか』、『ピーキング中にトレーニング量や頻度を落とすのはどれくらいか』によって変わってくるので、ここで話すことは難しいです。

 しかし、疲労は短期間で大きく変化する事からピーキングの期間が長すぎると体力が低下し続け、結果的に身体のパフォーマンスを下げる事に繋がります。

 ピーキングは長すぎず短すぎないようにしましょう!

 


⑤まとめ

1.大会にパフォーマンスのピークを合わせることをピーキングと言う。

2.身体のパフォーマンスは体力と疲労の和で決まる。

3.重要な大会前のピーキングはトレーニング量や頻度を抑えながら比較的強度の高い練習を継続することで、蓄積された疲労を取り除く。

4.ピーキングが長すぎると体力が低下し、身体のパフォーマンスも低下する。

 

 

 

 いかがでしたでしょうか?  夏期スポーツでは春先から夏にかけて、大事な大会が多い時期です。中体連、高体連、インカレ、地方予選などがあるかと思います。そういった重要な大会で結果を残すために少しでも参考になればと思います。

 

 

次回はピーキングに必要な身体のケアの方法について紹介します! お楽しみに!

 

 

 厚別公園のトレーニングルームでは、健康増進や筋力向上だけではなく、スポーツ選手のパフォーマンス改善に関する相談も行なっています。ピーキングをより詳しく知りたい方は一度、厚別公園トレーニングルームに足をお運びください!